モノが多い人のお引越しについて
作家の中村うさぎさんが広尾だか新宿だかに引っ越したあと、40箱分くらいのダンボールが中身を開けないまま部屋に積んである、というのを文春の連載か何かで読んだ覚えがあります。
ネットで中村さんのお部屋の画像が出ていたので見てみたのですが、ものすごくモノが多いお部屋でした。
通常、引っ越し後、数か月開けないままのダンボールというのは、中身は不要なものだらけではないか、と感じるけれども中村さんの場合はほとんどがブランド品です。
その中にはシャネルのバッグや、プラダのキャミソールや、ドルカバのアクセサリーがみっちりと詰まっているはずです。
人によっては宝の山だと思うのですが、中村さんは開封すらしないのです。
というか、本人的には買ったことすら覚えていないようでした。
ダンボールの他にも部屋のなかにはブランド品のショッパーが開封されずに、買ったときの状態で所狭しと置かれていました。
空間が、ありとあらゆるモノで満ちていました。
作家さんやエッセイストの方は、書ける環境にするために気分転換に引っ越しをする、という方もたまにおられます。
中村さんにとっての引っ越しもまた、そういうものなのかな、という気がしました。
ただ、荷物が多ければ多いほど、引っ越しをするのは大変だろうなあ、と彼女を見ていると感じますね。
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モノが多い人のお引越しについて
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